大吟醸の梅酒

6月に大吟醸でつくった梅酒、途中経過順調

6月上旬に大吟醸だけで仕込んだ梅酒。いい香りが漂ってきたので、やや早めだが、ロックでちょっと飲んでみた。甘さ控えめで香り高い!品のいい味わいだ。氷砂糖は控えめだったので、もう少し足してもいいかもしれない。あと1カ月ほどで完成する。実際に大吟醸の古酒で梅酒をつくっている知り合いの蔵元さんから、「せっかく大吟醸でつくるなら、ホワイトリカーは混ぜないほうがいいでしょう。ただ、大吟醸だけだとアルコール度数が低いので、3カ月ぐらいしたら、すぐに梅を取り出して」とのアドバイスをいただいた。

喜多屋の大吟醸で、とっておきの梅酒を

6月上旬に、梅をいただいた。近所の神社(氏神様)の敷地内で取れたというありがたい梅。せっかくなので、梅酒を作ることにした。通常、梅酒は、ホワイトリカーと氷砂糖で作る。が、現在、日本酒がちょっと冷蔵庫を圧迫気味ということで、贅沢にも大吟醸で梅酒を作ってみた。以前、大吟醸の10年古酒の梅酒があまりにも美味しくて。もったいない!という声が聞こえてきそうだが、それにもまして、絶対美味しいに違いないという好奇心が勝ってしまった。

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使うのは、大吟醸 特醸 喜多屋

「大吟醸 特醸 喜多屋」は、IWC 2013 で第1位「チャンピオン・サケ」を受賞した大吟醸「極醸」と同じく山田錦を35%磨き造られた酒だ。山田錦は全量とも、質が高いと評判の糸島産。そして、仕込みは、12月の終わりから1月の終わり、遅くとも2月の最初ごろまでの年間を通じて一番気温が下がる時に行われる寒仕込みだ。寒仕込みの何がいいかというと、寒いと余計な雑菌の繁殖を抑え、酒をつくる微生物がよい働きをしてくれるそうだ。

さらに、醪(もろみ)を入れた酒袋を木に吊るし、自然の重さで搾る、しずく搾り。圧が掛かっていないので、苦み渋みがなく、すっきりとした味わいになる。「大吟醸 特醸 喜多屋」は、しずく搾りに一部圧を加えた搾りが加わり、大吟醸「極醸」に比べるとアルコール度数が1度低い。香りはと言うと、大吟醸「極醸」に比べると少しだけおとなしい気がするが、フルーティーだ。口に入れると、甘味よりもキリリとほどよい辛さが感じられる繊細な味わいだ。

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では、梅酒づくりへ

まず、梅はキレイに洗って、つまようじでヘタを取る。そして、キッチンペーパーで水気を取る。

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そして、容器に梅を投入。

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氷砂糖もお好みで。通常は、ホワイトリカーと同じぐらいの氷砂糖を入れる。今回はかなり少な目。

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で、大吟醸を注ぐ。今回は大吟醸だけで試してみるのだが、大吟醸とホワイトリカーを1:1の割合で入れる場合もあるようだ。梅酒を日本酒で作る場合は、できるだけ度数が高いほうがおススメとのこと。はじめての大吟醸梅酒なので、途中様子をみながら、甘味が足りなかったらもっと氷砂糖を、状況によってはホワイトリカーを足そうと思う。それにしても、何ともいい香りだ。これはもう美味しくないはずがない。

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あっという間に仕込みが終了。このまま冷暗所で3カ月ほど置くと飲み頃に。

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