柳川の珍味を求めて。夜明茶屋のマジャク唐揚げ
北原白秋が愛した菊美人酒造の蔵開きの帰り道、せっかく、柳川に来たので、美味なる食を。柳川はうなぎが有名だが、うなぎは、先日城島の酒蔵開きの時、「富松うなぎ屋」で食べたので、今回は、柳川の珍味をいただくことにした。柳川の珍味ということで、一度、地元の知人に連れて来てもらった、「夜明茶屋」へ。「夜明茶屋」は良心価格が嬉しい、人気店。菊美人酒造の蔵開き記事はこちら。城島の酒蔵開きの記事はこちら。
マジャクの唐揚げは、酒に合う。あれだけ日本酒(菊美人酒造の蔵開き)を飲んだのに、また飲みたくなる
お店のイチオシは、「マジャクの唐揚げ」と「クツゾコを刺し身」。「マジャクは、簡単に言うと宿のないヤドカリとのこと。頭からしっぽまでシャリシャリと手べられますよ」とのことで、頼んでみたら、これは美味。もうお酒はいいと思っていたものの、「マジャク」を食べたら、また日本酒が欲しくなった。ちなみに、「夜明茶屋」には、筑後の酒が揃っているので、各蔵の日本酒と柳川の珍味を堪能したい。
「夜明茶屋」では、鮮魚なども販売しているのだが、「マジャク」は販売していないとのこと。あれば、買って帰り、買ったばかりの「菊美人酒造」の「菊美人」の裏純米・無濾過生原酒と一緒にいただきたかった。残念。
その他、一般的に「イソギンチャク」と言われる「ワケノシンノス唐揚げ」などもあった。
有明海で獲れる「クツゾコ」も有名。「クツゾコ」は「シタビラメ」のこと
「クツゾコ」の刺身もすすめられたのだが、今回は煮付けでいただいた。ヒラメのような上品な味わいで、刺身も気になったので、また次の機会にでも。
「有明の幸定食」は、クチゾコの煮付けをはじめ、ワケノシンノスの味噌煮、生クラゲの酢味噌和えなどが付く。ちょっと独特の味わいだった。
「貝柱かき揚げ定食」や、「海鮮丼」「刺身定食」「天ぷら定食」などリーズナブルな定食に加え、「有明海御前セット」など有明海の珍味が少しずつ付くセットもある。それにしても、「マジャクの唐揚げ」が美味だった。また、柳川に行く機会があれば、食べたいもの。
柳川は、4月3日まで「柳川雛祭り さげもんめぐり」を開催中。店を出て「せっかくだから、さげもん見たいね」と話していると、通りすがりのおじさんが「すぐそこの家で見れるよ」と教えてくれた。行ってみると、見事な雛人形が。個人宅で今は住んでいないそうだが、「柳川雛祭り さげもんめぐり」期間中は開放しているとのことだ。
「夜明茶屋」の近くには、「北原白秋生家・記念館」もある。柳川の町をそぞろ歩きながら、柳川の珍味と日本酒はいかが。
- 施設名
- 夜明茶屋
- 住所
- 福岡県柳川市稲荷町94-1
- 電話
- 0944-73-5680
- URL
- http://www.mutugorou.co.jp/index.html
- 営業時間
- 11:30~15:00、17:00~22:00
- 定休日
- 火曜日(祝日除く)