日本酒文化伝道士

100歳になっても酒友を!

日本酒文化伝道士 松本久我子さん

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日本酒の世界にいて、何が楽しいかって? それは、気のおけない呑み仲間ができたことです。私は、100歳になっても、酒友がいることが幸せなんです。だから、健康に楽しく呑み続けるために、発酵料理研究家にもなりました(笑)。

日本酒のセミナーやイベントを開催

今は「日本酒文化伝道士」として、福岡を拠点にセミナーやイベント、飲食店の酒メニュー提案をしています。最近の日本酒ブームのおかげで、酒のライター、蔵見学ツアーのコーディネイト、一般や企業向けの日本酒会や「正しいお酒の呑み方セミナー」などの仕事も増えてきました。

仕事着は着物、酒とともに日本の文化を伝える

仕事では、いつも着物を着ています。日本酒も着物も日本の文化として伝えていきたいです。着物を着る時に、腰ひもをぐっと締めると、気合が入ります。だから、着物姿で仕事をするんです。

酒モニターで日本酒の道へ

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私、大学時代から日本酒は好きだったんですけど、周りに日本酒を呑む人がいなくて、孤独にちびちびと呑む日々…。それが、福岡県酒造組合主催の「お酒の学校」と、佐賀県酒造組合主催の「佐蔵会」に入ってから、一気に酒友が増えました! 前職はワイン商社、趣味は日本酒。今では逆に、仕事が日本酒で、趣味がワインと、どっぷり酒に浸かってます(笑)。

日本酒を仕事にするきっかけは、福岡国税局の酒モニターを依頼されたことです。2005年10月から2年間務めました。今でこそ日本酒はブームになっていますが、当時は低迷期でした。日本酒を売るためにどうしたらいいのか。一般消費者の視点から提案書を作りました。今でも、それが活動の原点になっています。

酒友を作り、日本酒に恩返ししたい

モニターでは、蔵元や飲食店など日本酒関係者の話をうかがいました。一生懸命、お酒を造っても売れない。蔵の数もピーク時から年々減少し続けていることに、驚きました。お酒好きな私としては、そんな状況がもったいなくて。「酒友という仲間たちを与えて、日本酒に恩返ししたい」と思ったのが、この世界に進む動機となりました。

酒友100万人の活動スタート

今、酒友を100万人つくろうという活動をしています。福岡市が100万人都市だったので、数の単位として、お酒好きが100万人集まれば、日本酒の世界も盛り上がるのでは、と思ったんです。そして、日本酒で世界平和!

エコ・マスを作って、酒友の目印に

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「人と人とをつなげたい!」と思い、酒友づくりのツールとして、枡(マス)を作りました。飲食店に行った時にお箸を持参する“マイ箸”ってありますが、“マイ・マス”という感じで使います。アクリルで出来ているので、酔って地面に落としても割れないんです。何より、何度でも使えるから、エコですよね。

この酒友100万人エコ・マスは、酒友の目印であり、会話のツールにもなります。飲み屋で同じエコ・マスを持っている人に会うと、話のきっかけができますよね。そこから、酒友が生まれます。ありがたいことに、私の活動に賛同してくれている飲食店さんでは、お店でマスを販売してくれたり、お店に持参すると、ちょっとしたサービスをしてくれたります。今後も増えるとうれしいです。

一合(一期)一会で、一升(一生)の友だちに!

だから、日本酒好きのみなさん、日本酒に興味を持っているみなさんは、ぜひともエコ・マスでつながりましょう。一期一会という言葉がありますが、酒友って「一合一会」。日本酒を一合酌み交わせば、一升(一生)の友達にだってなれます。実際、私も日本酒を通じて、たくさんの“呑み友”ができましたから。

エコ・マスを広めることによって、酒友100万人を達成したいな。日本酒の楽しさを味わってほしいと願っています。

 松本さんは、ブログ「酒友100万人」で、酒友の集える場所を随時、更新中。「お気軽にご参加下さいね!」

 

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