良薬は苦しセンブリ

センブリ摘みに熊本県阿蘇へ

ここ2,3日、夏がぶりかえしたような暑さだが、秋の気配もちらほらと。「センブリを取りに山へ行くぞ」ということで、知人に連れられ、熊本県阿蘇郡小国町へ行ってきた。

玖珠インター降り車を走らせると、湯煙漂うわいた温泉郷へ。普通の民家から湯煙が上がり、このあたりでは、この地熱を暖房に使っているそうだ。わいた温泉の名物は、温泉の蒸気で蒸した地獄蒸し。約30分から40分かけて鶏1匹丸ごと蒸してくれるのだが、適度に脂が取れ、ホロホロと身がほぐれ食べやすい。

今日の目的は、「センブリ」とのことで、後ろ髪引かれながら、わいた温泉郷を通り抜け、しばらく車を走らせると、標高1000mほどの目的地へ到着した。

「センブリ」は、山などに自生しているリンドウ科の植物。漢方薬の原料としても知られている。

花が咲いているこの時期に摘み取り、それを乾燥させてお茶にするのだ。

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テレビなどの罰ゲームに使われるほど苦く、千回煎じて飲んでも苦いことから、「センブリ」と呼ばれるようになったのだとか。昔、母などはお腹が痛い時に飲んでいたそうだ。消化促進、胃腸関係にいい。二日酔い、毛生え、美肌効果もあるそうだ。

目を凝らしながら地面を見ていると、小さな花が咲いているのがわかる。この花が、センブリだ。この花を目印に、センブリを摘んでいく。センブリは2年草とのことで、小さなものは来年用に残す。1、2時間ほどで、両手いっぱいの量になった。

ある程度摘んだら、お目当てのカレー屋さんの予定だったのだが、長期休暇中とのことで、急きょ山の上で即席ラーメンとコーヒーをいただいた。これはこれで、極上の昼ご飯。

地元の方のためにある山川温泉の共同浴場。キレイな温泉もいいが、このひなびた感じはかなりの好み。

やや熱め温泉に浸かると、頭も体もスッキリとする。これまた極上の気持ちよさ。

帰り道、田んぼには収穫した稲が掛け干しされている、のどかな風景が広がった。直売所に寄ると、栗、梨、銀杏、きのこ類と秋の味覚がわんさかと。その中で、なめこ、ふじきのこ、かぼすを購入。

もちろん、日本酒とともにいただいた。焼いたきのこに、かぼすの搾り汁。至福の時である。