スパークリング

スパークリング日本酒、油長酒造(奈良)の風の森 

奈良の友達がお土産にと持ってきてくれたのが油長酒造の「純米大吟醸 風の森」だ。奈良県産秋津穂使用。精米歩合50%。超低温で、長期間発酵させる。この季節、新酒に出合うと、ピチピチとしたガス感が感じられるお酒があるが、「風の森」は、ピチピチとしたフレッシュなガス感が魅力の酒だ。

「風の森」は、もろみ発酵由来の自然な炭酸ガス。プチプチとした爽快なスパークリングを楽しんだ後は、数日経つとガス感がなくなり、本来のお酒のうま味と2度楽しめるという。

スパークリング日本酒は、今でこそよく見かけるが、1998年、瓶内発酵をさせ低アルコールで小容量の「すず音」(宮城県・一ノ蔵)が登場し、「スパークリング日本酒」が知られるようになった。日本酒離れを食い止めようと開発されたもの。グラスに注ぐと立ちのぼる繊細な泡が鈴の音を奏でているように聞こえることから、「すず音」と名がつき、300mlと飲み切りサイズで販売されている。期間限定で、ピンク色に仕上げた「いちのくら 花めくすず音」、ミモザイエローの「いちのくら 幸せの黄色いすず音」など、ちょっと家で特別な時にひとり飲みしたい時や手土産に喜ばれそうな逸品だ。

スパークリング日本酒には、いくつかの製法がある。生酒を火入れし、人工的に炭酸ガスを注入する方法。もろみを粗濾しし、生のまま瓶詰をすることで、造りの途中で発生したガスも一緒に残す方法。こちらが、活性にごりと言われ、米感が強く感じられどぶろくのような感じさえする。また、火入れせず瓶詰する時にさらにもろみを加えることで、糖分と酵母が瓶の中で発酵させる瓶内発酵させる方法などがある。

 

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