バレンタインデイ。チョコは日本酒と合う
この時期、チョコレートが出まわる。バレンタインデイ。日ごとの感謝の気持ちと一緒にチョコレートを渡す。デパートにはここぞとばかりに、高級有名チョコレートが売られ、どれもこれも見るからに美しく美味しそうで、思わず自分用に買いこんでしまいたくなるのだが、チロルチョコぐらいの大きさのチョコレート5つで大吟醸並みの値段なので、思わず躊躇してしまう。とはいえ、渡して結局自分が食べるというパターンもあるので吟味して選ぶ。
チョコレートと日本酒は案外合う。
ということで、恵比寿酒店女将に、チョコレートに合う日本酒を選んでもらった。
香り高い大吟醸2種。「喜多屋 純米大吟醸45% 雄町 生」。雄町ならではのフルーティーさで雑味がない。女将曰く「高級チョコと合わせたい日本酒」とのこと。
「菊美人 大吟醸」。山田錦を35%まで精白し、じっくりと低温発酵をたどらせて醸した大吟醸。口に含むとやさしい円みがあり、その後ひろがる吟醸香と、きめの細かな味が菊美人酒造ならでは。「やさしさの中に存在感がある。チョコと日本酒の絶妙なハーモニーを味わってほしい」と女将。
そして、「喜多屋 特別純米酒 蒼田 山廃仕込み」。「本来肉に合う日本酒で、ワイン感覚で飲めます。香りがふわっと少し甘めの日本酒です」と女将イチオシであった。
蔵開きの時期、チョコレートを片手に日本酒を楽しんでみては。