此処は福岡天神。酒と蕎麦まき野
当たり前だが、飲食店は営業時間だけ稼働してるわけではない。開店前の準備もあるが、当然、仕込みの時間もある。とある西中洲鮨屋の大将が言っていた。白身を鮮度高めでプリプリだと言って食べたところで、そんなに食べられないし、酒も進まない。何故か?旨味が熟成されてないからだ。と。
客に酒と蕎麦を食べさせたいまき野は、その一品料理の数も豊富で、味もバラエティに富んでいる。また、食材の旬を見極め、一番美味しい時期に一番美味しい料理を提供する、その努力は弛まぬものである。
蕎麦屋のくじらと魚料理。
仕入れにもこだわり、季節で時期で最良なる魚を仕入れる。そして仕込む。一番美味しく食べられる仕込み方法で。上の写真は、くじら刺し。下の写真は、マグロ。箸を手に持つ衝動にかられる。ちなみにマグロは普段マグロ漬けで提供されることのほうが多い。
鴨料理も品数豊富である。
ビュルゴー家シャラン鴨。フランスから運ばれるその鴨を求めるフレンチの職人は数多い。その鴨と比べるとどうなのか?そんなことはどうでもいい。下の写真を見て欲しい。酒と蕎麦まき野の鴨わさである。心奪われる。
玉子を使った料理も数知れず。
無論、出汁巻きたまごは美味しい。他にもたくさんある。此処は蕎麦屋である。パッと食べてパッと帰ることも許される。ただ腰を据えて、料理を食べていくにつれ、箸は進む。あれもこれも。また明日も。と、なっていくのは至極当然の性なのかもしれない。
最後は蕎麦で。
蕎麦の種類も豊富である。上に記載ある蕎麦は玉子そば。もりそば、ざるそばと呼ばれる冷たいそばだけじゃない。温かいそばも、この時期でも頼みたくなる。
江戸前そば御三家「藪」「更科」「砂場」だけじゃない。博多もとんこつラーメン、うどんだけじゃない。博多、福岡の蕎麦。「酒と蕎麦 まき野」の今後にも注目していただきたい。
日本酒の種類も豊富である。好きな日本酒に好きな一品で好きな蕎麦。近くにまき野がある幸せを噛みしめる日々。
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