日本酒とフレンチ

日本酒とフレンチの共演を見てきたよ!

喜多屋とデフィ・ジョルジュマルソー

吟醸香、ジョルジュ・マルソー、日本酒、喜多屋、フレンチ

喜多屋の日本酒とフレンチの“マリアージュ”を楽しむイベントがあると聞いて、フレンチレストランに向かった。福岡市中央区西中洲にあるデフィ・ジョルジュマルソー。

中央区大手門のジョルジュマルソーの西中洲の「基地局」という。

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喜多屋の数々の日本酒に合わせて、シェフがメニューを考案。ここから、生まれるマリアージュに参加者の期待が高まる。

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喜多屋1本目は「寒山水スパークリング」。まだ未発売の品を持って、喜多屋の木下宏太郎社長はにっこり。

イベント後に飲んだが、口に含むとまず、甘さを感じた。その甘さも、炭酸の効果でさわやかに変わる。食前酒としていい。

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寒山水スパーリングに合わせるのは、キャビア。サワークリームとエシャロットをパンケーキで挟む。「シャンパンを想像し、すぐに頭に浮かんだ」と料理長の松岡孝治さん。

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カンパーイ! シャンパンとキャビアは相性ばっちりだろう。

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2本目で出てきたのは、喜多屋のエース級「大吟醸 極醸 喜多屋」である。世界最大規模にして、世界最高レベルの権威を誇る競技会、IWC2013で世界一の「チャンピオン・サケ」に輝いた。

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「大吟醸 極醸 喜多屋」に合わせたのは、その名も「杉玉」。造り酒屋の玄関前に吊るしてある杉玉(酒林)をイメージしている。グリンピースやそら豆のグリーンが美しい。ヒラメ、ウニ、そして自家製のカラスミを使っている。

「鼻から抜ける香りが合えば、料理と酒の相性はいい。シンプルに考えてつくりました」と松岡さんは言う。フルーティーな極醸の香りに料理を合わせ、美しい芸術の一品をつくり出した。

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厨房でテキパキと料理をつくり出す松岡さん(左)。次の酒と料理はーー。

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特別純米「喜多屋 夢一献」。人肌ぐらいに温めて、提供する。

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そして、松岡さんが夢一献に合わせたのは、「酒蒸し 夢一献」。フレンチでは白ワインを使うのが普通であるが、「日本酒は思ったよりも合う」と料理長。このアワビのソースを舐めると絶品である。

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次は特別純米「蒼田 山廃仕込」。喜多屋が肉食系純米酒と呼ぶ、蔵の中では“キャラの立った”日本酒である。

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肉食系純米酒に出された料理は、もちろん肉。「熊本黒毛和牛 蒼田の香り」である。ミリン、バルサミコのソースに蒼田が入っている。

この和牛を食べたら、やっぱり「蒼田 山廃仕込」をクイッといきたくなる。

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アワビの次に出されたのは、その名も「デフィ〜挑戦〜」。

ジュルジュマルソーと言えば、これ。フレンチだけど「カレー」が有名なレストランなのだ。JR九州の豪華列車、「ななつ星 in 九州」でも提供される、お店自慢の一品。シンプルにうまかった。牛肉のコクと後からくる辛さ。やみつきになりそうだ。

ちなみにカレーはお酒と合わない。だから、フランス語の挑戦を意味する「デフィ」をタイトルにした。確かに合わない。「どんなお酒がカレーに合いますかね?」と松岡料理長に尋ねると、「キンキンに冷やした水です(笑)」。

うん納得。

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喜多屋が出す最後の日本酒は純米吟醸「喜多屋 吟のさと」。蔵のある福岡県八女市産の酒米「吟のさと」を使用した酒だ。

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「喜多屋 吟のさと」に合わせたのは、オレンジのデザート。その名も「デコポン 芳醇爽快」。

「吟のさとを香ったとき、オレンジの香りがしたんです。だから、オレンジのデザートだなと。実際に相性はとってもいい」と松岡さんは振り返る。

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フレンチの枠にとらわれない「デフィ(挑戦)」を続けるデフィ・ジョルジュマルソー。厨房には、七輪が置いてあったり、カレーの付け合せのラッキョウの甘酢漬けやハリハリ漬けが自家製だったり。固定概念が崩されるような新鮮で、楽しい気持ちにさせてくれるレストランだった。

日本酒とフレンチの“マリアージュ”も、参加者には好評。時間を過ぎても、参加者の楽しそうな会話は尽きなかった。

ソムリエの松本信市さんは「うちはフレンチにこだわっているわけではない。その柔軟性がいきたと思います」と話していた。