光り物を食す。

光り物を食す。花火は彩る。この夏。

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花火も全国各地で夜空を照らし、お盆も過ぎて、九州では暑かった今年の夏もそろそろ移ろいを覚える日々。東京は雨が続き、またゲリラ豪雨も至るところで散見される。夏の終わりに。テーマとしてはふさわしくないかもしれないが、今回は光り物をテーマに考えてみた。冒頭の写真は、重久清隆氏撮影の「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」での1枚である。

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 上は、あじと金太郎鰯である。福岡西中洲のとある鮨屋。下は、コハダとカレイ。カレイは白身で光り物ではない。

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こはだ、しんこ、あじ、さば、いわし、さんま

光り物とは、博多日本酒吟醸香であれば、当然お寿司の鮨種を指す。こはだ、しんこ、あじ、さば、いわし、さんまの青魚と、きす、さよりなどの皮目が美しい白身魚が該当する。
この夏、新子を美味しく食べた。「このしろ」の幼魚がコハダであるが、更にその小さいサイズの稚魚が新子である。新子、シンコ、しんこ。そのサイズは極めて小さい。仕込みも手間取る。サイズをさばくこともさることながら、また量も必要となる。そして光り物である。また初夏が旬な魚である。当然スピードも要求される。円熟の職人の技術に唸る。そんな代物である。味わって食したい。下の写真も、福岡西中洲のとある鮨屋の新子である。

九州の醤油は甘いけれども。

関サバ、関アジ、五島、鹿児島も真サバ。九州は美味しく青みの魚を食べることができる。いわしもさんまも同様に。鯖は福岡では胡麻鯖といい、生で食べることもできる。豊かな食生活が、芳醇な日本酒を育てている。お鮨とあわせて日本酒を嗜む。醤油の甘さに華やぐ日本酒。甘い醤油に驚くだけでなく、一度九州のお寿司も楽しんでいただければと想う。

美味い食事と旨い酒と楽しい仲間と。そして安心できるお店。博多の夜は、あの花火よりも華やぐ夜となる。下には九州各県の名店から珠玉の光り物をご紹介がてら。

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