春うらら

芽吹きの春は、エネルギーが満ち溢れている

春うらら。梅、桜、ふきのとう、つくし、菜の花と春の息吹が感じれる今日この頃。春はエネルギーが満ちていて、何か新しいことをはじめたくなる季節。福岡の蔵開きも絶賛開催中でどこの蔵元も多くの人々で溢れかえっている。

ふきのとうや山菜の天ぷら、つくしの酢味噌など、春の息吹は、やっぱり日本酒に限る。和食全般に言えることだ。

地元の酒蔵の蔵開きの手伝いに行った。ここ5、6年ぐらい行っているのだが、今までにないぐらいの人の数で驚いた。長蛇の列をつくり限定酒を買い求める人々。多くの人々を虜にしている日本酒の造り手たち。この博多日本酒吟醸香もおかげさまで、ほどよく育ってくれている。福岡の日本酒そして、蔵元のお役に少しでも立っているのであれば嬉しい限りである。福岡の日本酒も海外輸出が増えつつあるようだが、今後は、外国人観光客が蔵開きに足を運び、福岡の観光の目玉になる可能性もあるのではないか。酒蔵を拠点に、その地域と食を楽しむ。とはいえ、今までのように昔から応援してくださっている人々が楽しめなくなってしまっては意味がないのだが。

蔵開きの手伝いに行き手に入れた酒が「田中六五 生」10周年記念ボトル。この酒を造りはじめて今年で10年。この蔵は、ここ10年でものすごく変わったように思える。この酒の造り手のお母さんとたまたま知り合いで、昔は3人の息子をおぶって蔵の手伝いをしていて、休む暇なく働いていたという話を聞く。今は、若い蔵人たちがスタイリッシュで機能的に生まれ変わった蔵でせっせせっせと酒造りに努める。もちろん今までの土台あってのものなのだが、この1本がこの蔵の未来を明るく力強いものにしたようにさえ感じる。それだけの力を持った日本酒は、いったいどうしたらできるのだろうか。

私自身、これからはそういう真面目なモノづくりに携わり、広げていく仕事をしていきたいと強く願う。できることなら、共感しあえる仲間とともに。原点回帰である。

博多日本酒吟醸香、これからどう進化を遂げるのか。楽しみだ。

 

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