ふみ、山の壽酒造へ

ふみざけ第12回

山の壽酒造

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こんにちは! 福岡県久留米市出身のフリーアナウンサー、よしたけふみです。

「タイトルがふみざけなのに、全然お酒の話が出てこんやん」。そんなことを思っている方、いるんじゃないでしょうか? 今回は行ってきましたよ、酒蔵に!

私が訪れたのは、久留米市北野町にある「山の壽酒造」です。1818年(文政元年)創業という歴史ある造り酒屋です。

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現在の山の壽酒造の代表は、女性が務めています。蔵8代目の片山郁代さんは、2人の子を育てながら、酒造りもこなす“ママさん蔵元”です。

郁代さんは創業一族、山口家の3人兄弟の次女で、蔵に入る前はウエディングプランナーをしていたそうです。私と共通点もありました。久留米出身の30代。お酒好きで、通っていた大学が福岡女学院大学。よしたけさんは中学、高校と福岡女学院で学んだので、親近感を抱いたのであります。

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「親から4年制の女子大に行きなさい。お見合いに有利だから、と言われたんですよ。大学時代の門限なんか21時半ですよ」。そんな厳しく育てられた“郁代先輩”が、周りの反対を押し切って蔵に入ったのは、26歳の時です。以来、約10年、女性らしい感性を取り入れながら、「マンゴー梅酒」などのヒット商品を開発してきました。

昨年の2016年からは、酒造りにも挑戦。いち蔵人として、男性陣に混じって、「山の壽」シリーズをはじめとした日本酒を造っています。

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蔵の中も見学させてもらいました。とってもきれいに清掃が行き届いています。

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「ドラミちゃん」っぽい絵柄が描かれたタンクがあって、遊び心もあって面白い! 麹米を少し分けてもらってポリポリ食べて見たら、甘みがあっておいしい! 商品として売り出したらいいのになあ。

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山の壽酒造は、郁代さんが小学6年生の時に、台風で蔵が全壊し、2年の休業。ここまでの蔵の経営は順風満帆じゃなかったそうです。そんな中でも、明るく笑顔で酒造りに励む郁代さん。しかも、2人の子育てをしながら。本当にたくましい女性です。私も同じ久留米出身の女性として頑張らなきゃと思います。

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「近ごろは、年齢とともに日本酒も、次の日のことを考えながら飲んでいますね」という8代目に、「まだまだ、お若いです。今度、一緒に飲みましょうよ!」と提案。飲み会の約束をして、蔵を後にしたのでありました。

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