白糸酒造の蔵開き

糸島にある白糸酒造の蔵開き

4月14、15日と福岡県糸島市にある白糸酒造で蔵開きが行われた。白糸酒造といったら、全量昔ながらのハネ木搾りを貫く酒蔵。ハネ木搾りは、てこの原理を応用し圧をかけて搾る方法で、酒粕の雑味のないふくよかな酒ができるという。しかし、手間がかかりすぎると多くの酒蔵が手放したのだが、安政2(1855)年の創業以来、ハネ木搾りを貫いている。

通常、蔵では「田中65」を販売していないのだ(それ以外の銘柄・甘酒などは土蔵で販売している)が、蔵開きでは「田中65生」が手に入るとあって、「田中65」や蔵開きだけの限定酒を求めて多くの人々で賑わっていた。14日は雨や風が強かったのだが、15日は雨も降らず天気に恵まれた。ぐい吞みを100円で購入して蔵に入ると、試飲待ちの行列ができていた。

白糸酒造のお酒も楽しみだが、糸島の有名どころの酒のツマミも大充実。どれにしようか迷ってしまう。

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蔵の入り口では、ミニライブも行われていた。

早速試飲である。試飲できるのは、白糸原酒、にごり酒、白糸70、白糸50の4種類。

糸島のおふくろの味「惣菜畑がんこ」のタケノコご飯、タケノコフライ、お餅など。お土産にもいい。

糸島のスコーン専門店「フルーレ」の焼き菓子。サクふわっのスコーンも美味だが、今時期は、糸島あまおうのタルトを。タルト生地がかなりの好み。

そして、おでんに、糸島名物そうめんちり。そうめんちりは、骨がついた鶏でスープを取り、醤油と砂糖で味付けし、野菜も一緒に煮こみ、そうめんと一緒に食べる糸島の郷土料理。砂糖が贅沢な時代のごちそうなのでかなり甘めの味付け。昔は各家で鶏を飼っていたので、その鶏を潰して作るもてなしの料理であった。

白糸酒造から車で10分ほどのところにある「やますえ」の鯖めんたい。やますえの明太子には、白糸酒造の酒と、地元の醤油カノウ醤油が使われている。炭火で焼いた鯖めんたい。お酒に合うこと間違いなし。

「天橋天」の餃子もアツアツをほおぼって食べたいもの。

こちらは、「陶翠苑(とうすいえん)」の炙り鯖鮨。福岡県糸島の野北にある山の中腹にある、カフェ&ギャラリー。ばってらが大好きなので無性に食べたくなると、陶翠苑の炙り鯖鮨を買いに走る。

こちらは「いきさん牧場」のソーセージ。日本酒に合う糸島の美味しいものが揃っていた。大豆と水と昔ながらの製法にこだわる「雷山地豆腐」は、今回お休みであった。残念。

そして、「伊都物語」のヨーグルト。糸島の酪農家が立ち上げた会社。最近発売された「博多あまおう飲むヨーグルト」は、濃厚だけど甘さ控えめ。

蔵の奥の席も人がいっぱい。手前では、「酒粕つめ放題」が行われていた。500円で純米酒粕つめ放題!まだ、家に酒粕が残っていたので、今回は断念。酒粕はいつも使い切れないので、酒粕の有効活用も学びたいもの。

蔵の中もお酒を楽しむ人々が。おつまみ持参で長期戦の人もいる。どっしり腰を据えて飲むのも蔵開きの良さ。

午後からは、角打ちがスタート。2月の蔵開きに続き、蔵開き限定品「6513」もあった。「6513」は、精米歩合65%でアルコール度数13度。前回は山田錦のみだったが、今回は雄町が初登場。白糸酒造で雄町を使うのは、今回がはじめてとのこと。その他、たなもっこり、活性にごり、濃厚梅酒は販売していないので、角打ちでしか味わえない。

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「6513」雄町と「田中65なま」。前回販売していた「6513」山田錦がさらりと飲みやすかったので、今回の雄町が楽しみだ。

蔵を出て、駐車場横の山田錦の田んぼでは、特別会場が。これまた贅沢な場所だ。