後藤酒造場

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340年の歴史を誇る、

肉料理にも負けない日本酒

国指定天然記念物の黒木大藤は、目と鼻の先。創業1677年と福岡県内では2番目に古い酒蔵が、合資会社後藤酒造場である。

江戸時代から340年にわたって酒造りを続けてきた後藤酒造場。ただ黒木町の文献に残っているだけの歴史しかわかっておらず、もともとは久留米で酒造りをしていたらしい。そうなると、歴史はもっともっと、古くなる。とにかく、福岡のみならず、九州でも屈指の老舗造り酒屋なのだ

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「酒造りは昔ながらですけど、酒の味は、その時代、時代に合ったものに変えていっています」と、後藤酒造場専務で杜氏を務める後藤和夫さんは説明する。

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時代のニーズに合わせながらも、甘口、辛口とさまざまな飲みくちの酒を造っている。でも、造り方は、昔ながらの手づくり。原料の酒米も手洗いだし、麹も「手麹」。そして、「はね木」で酒をしぼる。てこの原理を応用した搾り方だ。機械のように圧力は強くないので、雑味の少ない酒ができる。

はね木の木以外の装置は近代化している。それでも、後藤さんは「うちはずっとはね木じゃないですかね」と、伝統の製法を守り続けている。

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後藤酒造場では「山田錦」のほか、福岡南部の久留米市三潴町で収穫される「夢一献」、「ヒノヒカリ」などの酒米を使っている。米によっても、仕込み方によっても、濃厚など味は変わってくる。

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後藤さんに自身がつくる酒の特長について聞くと、「うちのお酒は、肉料理に合わせるとおいしいんです」とニコリ。日本酒の仕込みが始まって忙しく動き回っていた杜氏が、ようやく頬を緩めた瞬間だった。

他の酒造メーカー関係者によると、後藤さんは福岡の酒造業界ではナンバーワンの「酒豪」とか。彼が飲んでも、飲んでも、飲み飽きることのない、肉のしたたる脂にも、負けない日本酒とはー。

本当に興味をそそられる。

施設名
合資会社後藤酒造場
住所
福岡県八女市黒木町黒木26番地
電話
0943ー42-0011
その他
代表銘柄の「金襴藤娘」は純米大吟醸酒、純米酒、本醸造などさまざまなタイプを用意。 本格焼酎造りも行っており、トンネル貯蔵の長期熟成麦焼酎「古久 黒木大藤」はお宝ものが眠る。「20年貯蔵のものも、ありますよ」と後藤さん。