「鏡開き」って何?

酒樽のフタを割ってお祝い

そもそも、鏡開きとは?

吟醸香,鏡開き,酒樽,日本酒,豆知識 先日博多座で行われた、八代目中村芝翫さん襲名祝の鏡開き。大いに盛り上がったのだが、記念式典や結婚披露宴などおめでたい時に行われる、この鏡開き。いったいどういういわれがあるのだろうか。調べてみた。

「鏡開き」とネットで検索してみると、年の始めに餅を神仏に供える「鏡餅」の開き方や食べ方が出てくる。

日本鏡餅組合によると、年始めに家庭や会社などで供えた鏡餅には神様の霊が宿っているため、刃物を使わず、手か木槌などで叩いて割って食べるそうだ。

氏神様がいる1月7日までを松の内といい、その松の内が明けた1月11日に、鏡開きを行うのが一般的。地方によっては、松の内を15日とする場合もあり、鏡開きは15日や20日に行われることもあるそうだ。

 今回、八代目中村芝翫さん襲名祝で行われた、酒樽のふたを割り酒を飲み交わすことも、同じく「鏡開き」と呼ぶ。

古くから、樽のふたのことを、「鏡」呼んでいて、「鏡」は魂が宿るものとされていたそうだ。

「割る」という言葉は縁起が悪いので、末広がりを意味する「開く」と表現されているとか。古くから日本酒は神聖なものとされ、神事を営む際に供えられ、祈願が済むと参列者でお酒を飲み交わす風習があった。

神や宗教的儀礼を結びつきの強い酒だが、狩猟時代の供え物は生贄や血を注いでいたそうだが、農耕時代に入ってからは、供え物が酒に変わったそう。

 どちらの「鏡開き」も日本の伝統的行事で、新たな出発の時に行われ縁起が良いものだ。