アジフライをつくるため、まずはアジ釣りへ
たまに釣りに連れて行ってもらうことがある。もっぱらアジかキス釣りなのだが、アジがよく釣れるということで、久しぶりに連れて行ってもらった。福岡でアジは、GW過ぎから秋ごろまでよく釣れるという。あたりはまだ暗い朝4時に起き、5時に福岡県糸島にある加布里漁港を出発。この日は、今までないぐらい朝靄がかかっていて幻想的を通り越し、少しの恐怖すら感じた。少し舟を走らせると、釣りの師匠が「僕もこんな霧ははじめて」と言い出した時には、何も言葉が出なかった。とはいえ、だんだん霧が晴れ、どうにか遠くが見渡せるようになった。
絶対に外さないというアジ釣りのポイントは、牡蠣の養殖をしているイカダの近く。初心者でも簡単に釣れるサビキにて。到着したら、アミエビをサビキカゴに入れて、海に落とす。海底についたら、少しずつ3回に分けて糸を巻き上げ、竿を使って大きく引き上げる。
アミエビを入れたサビキカゴを海に落としてしばらくすると、すぐに3匹ほど。入れ食い状態だ。
そこそこの大きさのアジは、針を取ったら、その場で活〆。師匠曰く「味が全然違う」とのこと。
時にはお裾分けも。
1時間ほど釣ったら、かなりの量に。また、朝靄の中、帰路へ。さて、家に戻ったら、調理である。
大きめのアジは、ゼイゴと頭と内臓を取って、背開きは難しいので、3枚に卸す。
卸した身は、小麦粉をつけ、卵にくぐらせ、パン粉をつける。
多めに作って、冷凍しておくと便利。
油で、カラッと揚げたらできあがり。
できたてのアジフライは、素材の良さあって絶品である。そのまま食べても十分美味しく、タルタルソースや醤油などで味を変化させると、いくらでも入る。小さな豆アジは、頭とお腹を取って、二度揚げし、南蛮漬けに。日本酒との相性も抜群である。