がやがや門祭り開催

がやがや門祭り開催

がやがや門とは

がやがや門とは、九州大学伊都キャンパスがある、福岡市西区の元岡という地区にある築100年ほどの古民家を改装したスペース。正確に言うと古民家(母屋)ではなく、長屋門のことだ。母屋は、2012年8月、かつての九大生が「地元の子どもたちを九大へ」をコンセプトに学習塾「元岡学び家 九大研」を起業。そして、その前にある門兼倉庫である長屋門は、地元の企業や自営業者100数社が属している元岡商工連合会が、「地元に九大が来たのに、九大生との交流がない」とのことで、2012年12月に地域と学生の交流拠点として立ち上げたのが「がやがや門」。母屋と長屋門のデザインと改修工事は、「糸島空き家プロジェクト」という建築家を志す学生らの手によって行われた。現在、がやがや門は、昼間は地元のお母さん方による日替わりカフェをしていて、月に何度かは商工会の会議スペースとして活用している。運営は九大生が行い、おかずを1品持ち寄ってみんなで夜ご飯を食べる白飯会、夏休みには小学生と一緒に宿題をする会など、定期的に学生による自主企画を行っている。

がやがや門が大好き!が全ての原動力

がやがや門は、今でこそ日替わりカフェなどで順調に運営が行われているが、2年ほどは紆余曲折の連続だった。学生メンバー自らカフェをしたり、地元の人を巻き込んだサークル活動の場にしたりといろいろと試みてはみたものの、なかなか人が集まる場にはならなかった。ただ、ここを巣立っていったメンバーたちは「ここに住みたい。がやがや門が大好き!」というほど、がやがや門に対する愛情が深かった。その思いこそが全ての原動力だったように思う。現在では、学生たちはがやがや門を運営する傍ら、地元の祭り、年に2度の出方(地域の清掃活動)、運動会などに参加し、少しずつであるが地域の方々とのつながりが持てるようになった。

念願のがやがや門祭り

GWの最終日である5月7日、がやがや門祭りを開催した。学生、元岡商工連合会、カフェオーナーの有志で行う、初めての試みだった。正直、地元の方々がどれくらい来て下さるのか、全くわからなかった。日ごろの感謝を込めて、石窯で焼く学生の手作りピザを先着100人にプレゼントしたのだが、開始30分でその数に達した。思いのほか、多くのみなさんに来ていただくことができた。母屋では、小学生向けにミニプラネタリウムWS、地元の方によるミニ盆栽WSが行われ、がやがや門ではお赤飯、インドネシアカレー、団子、焼きそばなどを販売。駐車場スペースでは、臼と杵で餅つきを行いその販売や、地域の方に提供してもらったトマト、甘夏、小松菜、かぶ、バラの販売、それに、ちょっとしたフリーマーケットなどを行った。WSは毎回満員御礼、食べ物はほぼ完売し、母屋の中庭で行われた九大の音楽サークルによるコンサートは大いに盛り上がった。

ひとつのお猪口で酒を飲み交わす

今回、地域のいろいろな方たちに協力をしてもらい、心から感謝である。大きなテントを貸してくださった各町内会には、お礼に浜地酒造(杉能舎)の日本酒を。がやがや門から歩いて5分のところにある浜地酒造。地元で飲みごとの時には、必ずと言っていいほどここの日本酒が出てくる。

私は、がやがや門が祖母宅ということもあり、立ち上げと同時に商工会の会員になり、年に何度か打ち上げなどの飲みごとに参加する。地元の長老たちは徳利とお猪口を持って現れ、まず相手にお猪口を渡し、酒を注ぐ。酒を注がれた相手は飲み干してから、お猪口を長老に戻す。そして徳利を受け取り、今度は長老に酒を注ぐ。ひとつのお猪口で酒を飲み交わす。それを長老たちはみんなに行う(長老に限らないが)。労をねぎらっているのか、感謝の意を込めてなのか、信頼の証なのか。とにかく、酒を飲み交わす。みなさんよく飲み、ますます陽気になり、笑いの絶えない宴となる。やはり、宴には酒が必要だ。酒を飲み交わして大いに笑って。次への活力になる。

浜地酒造は、地ビールが有名。ほんのりチョコレートの香りがするカカオを使用したチョコレートエールなるものを発見!思わず購入。それに、夏季限定の白ビールも。どんな味がするのか楽しみだ。もちろん日本酒もあり、酒の種類も豊富だ。これからも、いろいろ勉強したい。今回、カメラを持って行ったのですがメモリカードを忘れてしまい、取りに帰ろうと思ったら餅つきが始まり、餅を求めるお客様の列ができ・・・。祭りの画像は、学生に提供してもらいました。ありがとうございました。

施設名
浜地酒造株式会社
住所
福岡県福岡市西区元岡1442
電話
092-806-1186
URL
http://www.suginoya.co.jp/index.html
営業時間
酒蔵販売:9:00~18:00
定休日
不定休