今が旬のハチクの煮物
タケノコといったら、春というイメージがある。春、4月中旬から上旬にに出るタケノコは、孟宗竹(もうそうちく)が多い。孟宗竹に比べ、ひょろっと細長い竹が、淡竹(はちく)。この淡竹、今まさに旬である。5月下旬から6月中旬までが食べごろ。日本酒に合わないわけがない。
タケノコご飯、タケノコの酢の物、タケノコの佃煮など、タケノコに関する料理はたくさんあるが、やっぱりど定番は、タケノコの煮物。たっぷりの鰹節で煮るタケノコだけのあっさり煮物も好きなのだが、ちょっとこってりさせたい時は、鶏肉を入れる。醤油、砂糖、みりん、日本酒などお好みの調味料で煮たらできあがり。
家で使っているのは、糸島にある北伊醤油。北伊醤油には、杉樽で4年ほど自然温で発酵させる本醸造醤油もあるのだが、家で愛用しているのは、うまくち醤油。一度、本醸造醤油を買ったのだが、少々上等すぎて、使いこなせなかった。北伊醤油は、1升瓶を配達してくれる。ついでに、福岡県大川市にある庄分酢も配達してくれるので、大変助かっている。
庄分酢の美味酢は、とっても重宝
以前、庄分酢の本店に行き、試食をいただいてから、すっかりはまっているのが、美味酢。それこそ、春は、つぼみ菜、春キャベツ、ハムを美味酢で合えて、毎日のように食べていた。今時期は、玉ねぎ、トマト、キュウリなど。ちょこっと醤油を足してもいいし、とにかく重宝している。これからの季節、食べたくなるのがピクルス。もちろん、ピクルスにも使える。とにかく、野菜を漬け込むだけ。もう少し酸味が欲しければ、レモンなど果樹のしぼり汁を足してもいい。
さて、いったい、こちらは何でしょうか?
北伊醤油のしょうゆプリン
醤油屋さんがつくったプリン。はじめて食べた時、衝撃の味でした。普通のプリンだと思って食べたら、プリンだけど、プリンではない?
しっかりと固く、プリンというよりレアチーズケーキに近くなめらか。キャラメルソースは、ほんのり醤油の香りと味わいがして、独特だ。今まで食べたことのない味わい。
甘いものは、別腹。困ったことに、いくらでも入ってしまう。日本酒にしても、旬の食材にしても、甘いものにしても、美味しいものを食べられることは幸せでありがたいことである。これからも、もっともっと幸せな時を積み重ねていきたいと思う。