栗の天ぷら

秋の味覚、栗をいただいた。

栗といったら、栗ご飯や栗の渋皮煮が定番だ。すでに皮が剥いてある栗をいただいたので、渋皮煮を作ろうと思いつつ、なかなか作る気分になれず…。渋皮が付いたままなので、何かいい料理はないかと考えていたところ、そうだ天ぷらにしてみようということになった。栗の天ぷらは、初である。

カリッと仕上げたいので、小麦粉ではなく強力粉で。これに塩と水少々。雑に混ぜたところで、栗を投入し、揚げるだけ。中は生なので、中火でじっくりと揚げる。

渋皮のカリッと感と、栗のホクホク感がいい。揚げると甘味も増すような。

 

これは、旨い!夜、友達が日本酒を飲みに来たのだが、早速出してみると大好評。

今が出始めハヤトウリ。酢の物、漬物、パスタにも。

あまり馴染みがないかもしれないが、ハヤトウリも出始めた。大正時代に、鹿児島に持ち込まれ、薩摩隼人の瓜から、隼人瓜(ハヤトウリ)と呼ばれるようになったそうだ。ビタミンC、葉酸、パントテン酸、カリウムなどが含まれる。

知り合いの農家さんの所にも生い茂っていた。一面茂っているのが、ハヤトウリ。多年草で毎年勝手にはびこってくれるという。ところどころにタデの花も顔を出す。

以前は、粕漬けしか食べ方を知らなかったのだが、「薄切りにしてベーコン炒めにしても美味しいよ」と教えていただいてからは、炒め物やパスタにも使うようになった。

千切りにして生のまま酢の物にしてもいい。ハヤトウリそのものには、そんなに味がないので、ハリハリとして食べやすい。

漬物は、ビール漬けや酒粕を使って粕漬けに。

旬の食材を、いかにして食べるか。取材に行くたびに買って帰る日本酒。料理にどの日本酒と合わせるか。考えるだけで楽しくなるものだ。友達とワイワイ酒を酌み交わすのもいい。ひとり、ちびちびと日本酒を飲んで物思いに更けたい夜は、寺山修司などの本を片手にいかがだろうか。

書物のなかに海がある   心はいつも航海をゆるされる (寺山修司名言集より)