暑い日には、冷酒を飲もう
初めての船乗り込みを見学し少々興奮冷めやらぬ状態だが、暑さも手伝い、今日の夜は冷酒の気分だ。キリリと冷やした冷酒をキューッといきたいものだ。さて、どんな冷酒がいいのだろうか。冷酒を求めて、住吉神社前にある住吉酒販へ行くことにした。キャナルシティ博多から、歩いて10分ほどで到着。
まずは、住吉神社にご挨拶を
大きな鳥居をくぐる前に軽く一礼をし、住吉神社に足を踏み入れた。
参道の端っこを歩き、手水舎で、両手を洗い、口をすすぐ。そして、本殿へ向かい、お賽銭を入れ、二礼二拍手。心の中で自分の名前と住所を名乗り(いつからか、神社でお参りする時には、自分のことを名乗るようになった)、感謝の言葉を述べてから、また一礼。この瞬間、なんだか気持ちがピシャと引き締まる。それにしても住吉神社は、心地が良い。緑豊かな木々に囲まれていると、気持ちがどんどん洗われてゆくのがわかる。住吉神社の祭神は、底筒男命、中筒男命、表筒男命。全国に約2000社ある住吉神社の始源とされ、開運除災・航海安全・船舶守護の神として信仰を集め、和歌の神としても崇め敬われてきた。現在の本殿は、元和9年(1623年)福岡藩初代藩主黒田長政が再建したもので、古来の神社建築様式を現代に伝える「住吉造り」として国の重要文化財に指定されている。
お目当ての住吉酒販へ
清らかな気持ちになった後は、早速今日飲む冷酒を選びに、住吉神社前の道路を挟んですぐのところにある住吉酒販へ。
1階にある焼酎、器、食品などにざっと目を通し、2階の日本酒売り場へ。所狭しと九州のみならず全国の銘酒が並ぶ。先客が二人ほどいたのだが、どうやら中国人カップルのようだ。メモを見ながら、佐賀の銘酒の名をつぶやきながら探し出し、あと数本を手にしていた。さて、私はというと、福岡の地酒ということで、店員さんにアレコレと聞きながら、2本選んだ。
1本目は、山口酒造場の庭のうぐいす 特別純米 なつがこい。店員さん曰く、2~3日前に入荷したばかりとのこと。ラベルが涼やかだ。もう1本は、若浪酒造の純米吟醸。「夏にぴったりの2本です」と店員さんのオススメだ。さて、今日の夜ご飯は、この2本に合わせて何を作ろうか。と頭をフル回転させ、バスに乗り込み、帰路を急いだ。さて、この2本のお味は。次回へと続く。