進藤商店の「銀だらみりん」に「さばみそ」などなど
宗像大社近く、赤間宿にある勝屋酒造の帰り道、酒の肴を求めて、福岡県粕屋郡新宮町にある「進藤商店」へ。以前、岩田屋本店で行われていた「博多うまかもん市」で購入した「辛子えいひれ」が美味しかったので、立ち寄ってみた。
工場直売店とのことで、すぐそこに海(玄界灘)が見え、いくつか海産物系の工場があった。中に入ると、予想以上に干物の種類が豊富。
進藤商店といったら、「銀だらみりん」。特製たまりが香ばしく、身がほっくりほろほろ。
進藤商店といったら、「銀だらみりん」が有名だ。銀だらは、深く冷たい海に生息するため、良質の脂で、焼くと身はプリプリほろろとしていて、皮は香ばしい。進藤商店の銀だらは、米国アラスカ産のより冷たい海で育ったら良質のもの。進藤商店の「銀だらみりん」は、博多の醤油を使ったみりん醤油ベースの特製たまりに漬け、最後に白ごまで風味を付ける。なかなかいいお値段(大1切れ680円、3切れ入りで1400円)だ。
冷凍してあるので、まずは解凍し、弱火から中火で焼く。身の透明感が無くなって来たら、すぐに焼き色が付くので、焼き色が付いたら、裏返して、皮を30秒から1分焼いたら、食べごろに。
特製たまりがほどよく浸透しつつも、身はほっくりほろほろ。食べ始めると、あっという間になくなってしまった。ご飯と一緒にもいいのだが、お酒をちびちび飲みながら、いただきたい。
さばは「鯖燻(さばくん)」「さばみそ」「さばみりん」「塩さば」仙台味噌と青森産のニンニク使用の「元気鯖」「さば麹干し」「さばぴり辛あまだれ」など種類が豊富。
さばといったら、ちょっとしめすぎぐらいの昆布と酢がしっかりときいた「しめサバ」が好きなのだが、お店には全種類はなかったものの、さばの干物の種類は豊富だ。「鯖燻(さばくん)」は、焼かない干物で、秘伝のタレに漬け、桜チップでスモークしたもの。封を開けたらそのままスライスするだけという珍しい商品。
さんざん迷って、今回は、お米(ご飯にもお酒にも)と相性のいい「さばみそ」を。「さばみりん」「塩さば」「さばみそ」「さば麹干」「さばピリ辛あまだれ」8枚入りの「さばづくし」は3240円(送料別)でネットで購入できるのだが、これは、ぜひ食べ比べしたいもの。
「辛子えいひれ」は、みりん調味料に漬け込み、アクセントに唐辛子を。こちらは炙って、日本酒のお供に。
お刺身もいいが、干物もいい。その時の気分次第で、お酒か白ご飯とともにいただきたい。