庄分酢の蔵見学

庄分酢の酢蔵見学へ

家具の町で知られる福岡県大川市に、庄分酢がある。庄分酢のある大川市近隣は、筑後川に恵まれ豊かな大地を持ち米どころでもあり、酒どころとしても知られている。酢は、酒の発酵から生まれるもの。もともと庄分酢は、造り酒屋から酢造りへ移り変わり、1711年に庄分酢として創業した。

私が暮らすのは、限りなく糸島市に近い福岡市なのだが、糸島市にある醤油屋さんが、一升瓶の醤油を定期的に配達してくれる。その醤油と一緒に頼んでいるのが、庄分酢の一升瓶の純米酢だ。

庄分酢の中でも手間が掛かるのが、「有機玄米くろ酢」だという。仕込みは、春と秋のお彼岸前後の年2回。今回「有機玄米くろ酢」の仕込みとともに蔵見学をさせていただいた。

蔵を通り抜け、奥に進むと左手の建物の中で「有機玄米くろ酢」の仕込み作業が行われていた。

「有機玄米くろ酢」の原料は、米、水、麹。まず有機玄米を蒸し、麹米を加え混ぜる。土の中に半分埋まった甕に仕込み水を入れ、その後、麹米と蒸米を混ぜ、さらに麹を振り入れて液面に浮かせて仕込むそうだ。320リットルのの水に、麹米は30キロ、蒸した玄米は60キロほど。

そっーと玄米を表面に入れていきます。

蓋は、紙蓋。和紙に柿渋とふのりを貼ったもの。麹菌が米を糖化させ、酵母菌の作用でいったん酒になり、表面に張った酢酸菌の働きで酢に変化していくそうだ。約3カ月で熟成する。「有機玄米黒酢」は、アミノ酸や有機酸が豊富とのこと。

こちらは圧縮機。布袋に入れ搾る。

こちらは、築80年あまりの土蔵造りの蔵。木桶にはむしろが巻いてあった。

お店に戻ると、ずらりと商品が並べてある。

家でも愛用しているのが、「美味酢」。ピクルスのように野菜を漬けたり、ドレッシング代わりに野菜にかけたりと。オリーブオイルと合わせるとマリネ風に。らっきょ酢より甘めなので、使い勝手がいい。

玄米酢は、10年熟成の限定品も。

まるでワインのように見えるが、こちらは「あまおうのスパークリングビネガー」。あまおうを発酵させたいちご酢に、あまおう果汁とはちみつとレモン果汁を加えたスパークリングビネガー。

これからの季節にぴったりのお酢のドリンク。あまおう、生姜、ブルーベリー、柚子、リンゴ、ブドウなど味わい豊かだ。どれもサッパリとしていて飲みやすい。全部試飲できるので、お好みの味が選べる。

生ポン酢や塩麹かぼすぽん酢などこだわりの逸品も。

こちらは、ドレッシング。あまおう、ゆず生姜など味が気になるところ。

手土産にもいいビネガーサイダー。あまおう、巨峰、柿酢、トマト酢など。トマト酢もはじめて聞く商品だ。疲労回復、便秘改善、内臓脂肪や高血圧など美容と健康にいいといわれるお酢。それにしても庄分酢の商品はバリエーション豊かだ。商品はネットからも購入できる。

2階にはお酢料理が堪能できるレストランもある。ランチは税込みで2200円でカフェもある。また、福岡県朝倉市にある「ビネガーレストラン時季のくら」も気になるところだ。

4月21日(土)、22日(日)、「第21回 酢蔵開き」を開催

酢造り体験(要予約)、明治蔵コンサート、実演調理・試食、お道具展、くろ酢カレー・くろ酢プリン・新商品の販売などが行われる。詳細はこちらを

 

施設名
庄分酢
住所
福岡県大川市榎津548
電話
0120-36-1535
URL
http://www.shoubun.jp/
営業時間
ビネガーレストラン 11時半~17時
定休日
日曜日、第一月曜日
その他
オンラインショップ http://www.tokinokura.jp/