博多駅にある住吉酒販で初角打ち。日本酒4種飲み比べ。
こだわりの博多の酒屋「住吉酒販」の本店は住吉神社前にあるのだが、JR博多駅の博多デイトス1階のみやげもん市場の一角には「住吉酒販」の博多店がある。2014年に「九州の酒と食」をテーマにオープンした。博多駅店では角打ちができるということで早速行ってみた。
博多デイトス1階のみやげもん市場内ということで、博多の銘菓や明太子の試食をしながら店を探していると、その一角に「住吉酒販」を発見した。話はそれるが、最近の明太子は、焼き明太だのまるでカラスミさながらの燻製明太など明太子の進化系に驚かされたのだが、実際に食べてみるとこれは日本酒の肴になると確信した。
さて、はじめての角打ちである。店を覗いてみると、角打ちの先客がひとりいた。やや緊張(?)しつつ中に入ると、本店に比べコンパクトな店内には、ずらりとこだわりの酒が並ぶ。水引きが掛かっている酒は角打ちができる。
住吉酒販の角打ちは、まずは花札10枚が配られ、当たりが出るとさらに2枚の花札をもらえる。花札は1枚300円(税別)で、最後に精算する
角打ちカウンターに行き、角打ちしたいと伝えると、まず花札が10枚渡される。スタッフが提示した2枚が含まれると当たりで、さらに2枚の花札が追加される。幸運なことに、当たりが出た。2枚追加である。
角打ち初心者ということで、お店の人におすすめを伺うと、「名物イロハ二桝」か「ごちそうイロハ二桝」がおすすめとのことで、「名物イロハ二桝」を注文。スタッフが好みを聞いて選んでくれる。「福岡の蔵元」でお願いした。
出てきたのは、4種類。大きなイロハ二桝に入っていた。イから、福岡県糸島にある白糸酒造の田中六五(山田錦を使用。精米歩合65%)、山口酒造場の庭のうぐいす特別純米(酒母・麹は山田錦60%、掛け米は夢一献60%)、高橋商店の繁桝特別純米雄町(精米歩合60%)、みいの寿の美田山廃純米(山田錦使用。精米歩合70%)。「軽い飲み口の順にしています」とのこと。山廃以外はほどよく冷やしてあり、山廃のみ常温で。どれも飲みやすいのだが、飲み比べることで香り味わいの違いがわかり、自分の好みがわかってくる。それにしても山廃は独特の味わいで個性的。
酒のツマミも興味深いものばかり。
さつま節と玉名牧場チーズ盛りをチョイス。ひとり角打ちに来ていたサラリーマンらしき人が食べていた酒屋のぬか漬けも美味しそうであった。次回の楽しみに。
飲んでいるうちに、どんどん人がやってきて、店内の写真を撮り損ねてしまった。若い女性の一人客も角打ちに来ていた。水引が掛かっていたら角打ちできるので、気になるお酒があったら、試してみるのもおすすめだ。
住吉酒販は、2018年3月末、東京ミッドタウン日比谷に3号店をオープン
3号店では、約80種類の酒や食品を販売とのこと。東京に福岡や九州のお酒の専門店ができるほど、福岡や九州の地酒が盛り上がっているとは嬉しい限り。5月26日(土)、27日(日)には、福岡国際センターで55蔵が集結する福岡史上最大の酒イベント「&SAKE FUKUOKA」が開催される。記事はこちら。こちらもまた楽しみだ。