生酒、原酒とは?

「生酒」「原酒」「無濾過」の違い。新酒を買う前に知っておこう。

「大吟醸」「吟醸」「純米」「本醸造」の違いは、アルコール添加の有無や米の磨き具合によるもの。詳しくはこちら。では、よく日本酒のラベルで見かける「生酒」「原酒」。さらに「無濾過」。これはいったいどう違うのか。

「生酒」の読み方は、きざけ・なましゅ・なまざけ。「生酒」は、搾ったお酒を火入れ(加熱処理)していない、生のままのお酒。キリリと冷やして飲むのがおすすめ。

一般的に、日本酒は完成したら、酵素の働きを止めたり品質を保持するため火入れ(加熱殺菌)を行ってから、いったん貯蔵する。貯蔵した酒を濾過(ろか)し、割り水(加水調整)をしたうえで、もう1度火入れをして瓶詰となる。火入れをしないものを、「生酒」という。「しぼりたて生酒」など表記されているのを見たことがあるのでは?生酒の時期は、冬から春にかけて。基本的に冷蔵庫で保存。開封したら早めに飲み切るのがおすすめだ。

通常2回行う火入れだが、火入れをどこで行うかによって、名前が異なる。

搾ってから火入れ(1回)をして、貯蔵、瓶詰を行うものが「生詰め」、搾って貯蔵をしてから、火入れ(1回)をして瓶詰めしたものが、「生貯蔵酒」。

「原酒」は、割り水(加水調整)をしていないお酒のこと。火入れも割り水もしていないものは「生原酒」。

搾ったお酒は、火入れして貯蔵した後、濾過し、割り水(加水調整)を行う。割り水をする目的は、搾ったお酒のアルコール度数は18度から20度ぐらいあるのだが、これに割り水を行うことで、アルコール度数を15度前後に調整する。この割り水をしていないものを、「原酒」という。火入れも割り水もしていないものは「生原酒」。

では、「無濾過」とは?読み方は「むろか」。濾過をしていないお酒のこと

濾過の目的は、雑味の成分や微細な粒子などを取り除くこと。濾過の方法は、お酒をそのまま、あるいは活性炭素を入れて、濾過機を通す方法などがある。「無加水」は字の通り、加水していないこと。「無濾過無加水」は、濾過も加水もしていない。

最近よく見る「無濾過生原酒」は、濾過をせず、火入れも割り水もしていないお酒。できたてそのままで、いい意味で荒々しさだとか力強さが味わえるかも。