いそのさわ蔵開き

フルーツ、棚田、名水と。阿蘇山系を水源に持つ福岡県うきは市にある酒蔵、いそのさわ

福岡県うきは市といったら、柿・ぶどう・梨などのフルーツ、美味しいパン屋やソーセージ屋、吉井町の白壁の街並みが思い浮かぶ。うきは市をはじめ、阿蘇山系に水源をもつ筑後川流域は水に恵まれ、古くから多くの酒蔵があったという。現在、うきは市には、1軒の酒蔵がある。それが、明治26年創業の「いそのさわ」だ。毎年、2月11日に蔵開きが行われるとのことで、早速行って来た。

雪が心配だったのだが、3連休真ん中のこの日は、時々雪がちらついたものの、うきはに着くころには、時より太陽が姿を現しいいお天気に。「いそのさわ」に近づくにつれ、多くの人々で賑わっていた。お目当ては、新酒の試飲ということで、即座に試飲の場へ。

有料試飲は、こちらの2種類。1杯100円。にごり酒と純米吟醸。

「純米吟醸 磯の澤」は、山田錦100%使用。精米歩合は60%、アルコール度数16度。新酒ならではのフルーティーさで、爽やかな香りで、かなり飲みやすい。

吟醸酒「山田錦五十五」など、いくつかのお酒を試飲させていただいた。

こちらは、「吟醸生酒」。精米歩合は60%、アルコール度数15~16度。「純米吟醸 磯の澤」とは異なる個性で、割と甘めの酒なのだが、米の甘み?が感じられるようなお酒であった。

販売しているお酒は、ほぼ全種類、試飲させていただけた。結局、「純米吟醸 磯の澤」と「吟醸生酒」を購入。おでんは、この寒空の中、身体が温まる。おでんと日本酒は、これまた最高の組合せだ。

ヤマメの塩焼きなんかも。

そして、国産落花生。豆の味がしっかりとして香ばしい。久しぶりに、美味しい落花生に出会えた。

「いそのさわ」は、後日、蔵取材をさせていただけるとのことで、詳しい酒造りを見学させていただくと同時に、酒造りの醍醐味など、じっくりと話を伺いたいもの。

うきはには、魅力的な食材がたくさんある。リバーワイルド・ハム・ファクトリー(福岡県うきは市吉井町橘田568)の肉にこだわるソーセージも、肉汁、肉の旨味がしっかりとして、美味。これも、日本酒と合わせていただきたい。さらに、フルーツの里・うきはとのことで、季節限定だが、柿や桃、ブドウを食べさせた豚肉などもある。豚への、並みならぬこだわりを感じる。店で食べることも買って帰ることもできる。

うきはは、まだまだ、たくさん魅力的な食材があるので、こちらも発掘したいもの。

【今週の蔵開き】

伊豆本店 2月16日(金)~18日(日)9:00~16:00 

JR赤間駅から無料シャトルバスを運行予定。JR教育大前駅からはタクシーで5分ほど。酒米「亀の尾」で造る純米酒は、飲んだ瞬間すぐに違いがわかるほど、独特の香りと味わい。使用する酵母は、ちょっと香りもありながら酸味が少ない金沢14号。搾りは、やぶたではなく、全量ふねなので、搾るのに3日ほどかかる。目指すのは、米の味わいがしっかり残る酒造り。記事はこちら

住所:宗像市武丸1060/電話:0940-32-3001/URL:http://www.kamenoo.com/


第24回城島酒蔵びらき 2月17日(土)、18日(日)9:30~16:00

西鉄三潴駅、JR新木駅からシャトルバスが運行(9時から17時)。

筑紫の誉酒造、花の露、旭菊酒造、比翼鶴酒造(随時・要予約で蔵見学可)、瑞穂錦酒造、池亀酒造、萬年亀酒造、杜の蔵の8蔵で開催。各蔵(比翼鶴は除く)と、メイン会場の町民の森で行われる。城島町民の森で行われる「城島の酒飲みくらべ」は37種の各蔵の自慢の酒が勢ぞろい。チケット・12枚綴りで・お猪口付きで600円。筑後の酒造り唄なども披露される。

詳細は、久留米市南部商工会 


博多百年蔵・石蔵酒造 2月17日(土)、18日(日)11:00~16:00

地下鉄千代県庁口から徒歩8分、博多駅から車で5分。博多に唯一残る造り酒屋。受付で300円(飲み比べできるチケット5枚とおちょこ付)。お酒を飲まない人は不要。甘酒の振る舞いや、酒まんじゅう、煮込み料理などフードコーナーあり。しぼりたての新酒をはじめとした多数のお酒を販売する。記事はこちら

住所:福岡市博多区堅粕1-30-1/電話:092-633-5100/URL:https://www.ishikura-shuzou.co.jp/

 

施設名
いそのさわ
住所
福岡県うきは市浮羽町西隈上1の2
電話
0943-77-3103
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