吟が意味するもの

吟醸香,喜多屋,吟,意味

大吟醸、吟醸香。日本酒に「吟」の字を目にする。

大吟醸、吟醸香などなど。日本酒に「吟」という字が書かれた単語が多い。なんとなく好きな漢字だ。ただ詳しく調べたり考察したこともないので、改めて調べてみた。
まず推測だが、吟醸、詩吟など、「今、口にするもの」的な意味合いもあるのかな?と憶測してみたが、いとも簡単に崩れた、その推測。

1 うめく。なげく。「呻吟(しんぎん)」
2 詩歌を詠む。「吟詠・吟行・吟誦/詩吟・放吟」
3 詩歌。「秀吟・名吟」
4 内容を探り確かめる。「吟醸・吟味」

(参照元:デジタル大辞泉)

今ひとつ、ピンと来ない。成り立ちを調べてみた。

思いの外ネガティブな意味合いとして使われていることがあり、不服なので、吟という漢字の成り立ちを調べてみた。口の象形文字と今で表せる象形文字は、あるものをすっぽり多い含むという事象から成り立っている。結果、「含み声で言う」「口に含んで味わう」という感じが成り立ったようだ。(参照元:OK辞典)明朗な言い分じゃないということ、音階に乗せて抑揚をつけるということ、口の中で含み、内容を探るということ。なんとなく意味合いは伝わった気がする。

日本酒を嗜む。

この嗜むは、「口」に「老」に「旨」で、たしなむ。手間ひまかけた、熟成させた美味しいものを口にするで嗜む。大吟醸の日本酒を嗜む。となると、厳選された原料を使い醸し出された日本酒を、手間暇惜しまず、発酵熟成させた美味しい酒を口にするということになる。
決して紙パックで冷やした無色透明のガラスコップに入れて、うまいという姿ではない気がする。
造り手が美しい瓶にこだわりのラベルに誇り高き銘柄を状態とともに書き、飲み手が自慢のこだわりの酒器に移し、保たれた冷たさで、これまた自慢の酒器に注ぎ、それをゆっくりと口に含む。
その光景こそが、大吟醸の日本酒を嗜む。吟醸香ただよう情景ではなかろうか?

博多日本酒吟醸香を月夜に思ふ。

博多日本酒吟醸香、韻も好きだし、言葉としても好きな言葉が並んでいる。文字でどこまで伝えられるか想像もつかないが、手探りながらも、読み手の皆様に吟醸香かぐわしきものとなればと。淡く願う。
最後に吟醸香は、こちらのページにも記載中。