若竹屋酒造場蔵開き

田主丸にある若竹屋酒造場の蔵開き

福岡県久留米市田主丸町にある「若竹屋酒造場」。3月24日、25日に蔵開きが開催された。両日は、「若竹屋酒造」の蔵開きだけではなく、「若竹醤油」、地元田主丸の巨峰からワインを造る「巨峰ワイン」、「紅乙女酒造 耳納蒸留所」の4つの蔵が同時に蔵開きを開催。「内山緑地・ガーデンショップさんぽ道」、「樹蘭マルシェ」、「みのう山荘」などでもイベントが行われ、「たのしまる春まつり2018」として賑わっていた。無料の周遊バスも運行。桜や菜の花が咲き誇る田園風景を眺めるだけで、幸せな気分になれる。これに、美味しいお酒が加わったら、心地よさは倍増である。田主丸の巨峰についての記事はこちら。若竹屋酒造の記事はこちら

早速、若竹屋酒造場に行くと、空地に出店が。

つまみを食べながら飲む人の姿。仕込み水が置いてあるのかと思いきや、樽酒であった。「ご自由に飲みたいだけどうぞ」という感じで、何杯でも自分で注いで飲める。こんな振る舞い酒は、今まで行った蔵開きの中ではじめて。座ったら、最後。いつまででもいてしまう。

蔵の中に入ると、新酒がずらりと。それに加え、地元の食材なども。

順番に1杯ずつ頂いていく。田主丸は巨峰の産地らしく、巨峰梅酒もあった。

蔵開き限定の新酒。

八穀あまざけは、白米、玄米、押麦、赤米、黒米、緑米、もちきび、アマランサス入り。プチプチといろんな食感が楽しめていい。

八穀で満足していたら、なんと四十一穀あまざけもある。

そして、火入れしていない生あまざけ。1週間ほどで飲んでくださいとのことだった。

久留米名物、亀口おこし。素朴で美味しい。昔ながらの手作りとのこと。

通常も販売所として営業している元禄蔵へ。

さあ、順番に飲み比べである。

以前から気になっていた「Debut」は、今から120年前に日本で初めて清酒酵母として認められた「サッカロマイセス・サケ・ヤベ」という酵母を使って仕込まれた日本酒。ワインのようなラベルだが、いただいてみると、程よい爽やか酸味でキリッとしていて、ワインのような趣さえある。純米酒「柴刈」は、田主丸で夢一献を栽培している地域の名から取ったそう。一番好みだったのが、「NUDY」。雄町使用、精米歩合は60%。最近思うのは、お米を磨けば磨くだけキレイで飲みやすいお酒になるというイメージがあるが、精米歩合60や65%も案外飲みやすい。この3種類は、帰り際、もう1杯ずついただいた。

珍しいお酒が、創業した元禄時代の味を再現した「若竹屋伝兵衛 馥郁元禄之酒」。「元禄時代に記された製法を忠実に再現した純米古酒。玄米より近い米で造られ、色は琥珀色で、味は甘・酸・辛・苦・渋の五味が程よく溶け合い酒の旨味を出しています」とのことだ。色はキレイな琥珀色。真っ白な「博多練酒」は、乳酸発酵を主体とし、室町時代からつくられ豊臣秀吉が愛飲していたと伝えられている酒で、文献を見ながら室町時代の酒を再現。とろりと濃厚。この2種類は、とても個性的な味わい。

大吟醸おりがらみは、瓶が選べる。こういうのは、女性が好き。お土産にもいい。

有料試飲のコーナーへ。

お酒が詳しそうな方が、すすめてくださった「花結」を試してみた。うす濁りで華やかな味わい。蔵開きに来たら、ついついこの時期ならではの「無濾過生原酒」を選んでしまう。同じ銘柄でも、火入れしたものとは味が異なる。「無濾過」「生酒」「原酒」についての記事はこちら

道路を挟んで、すぐの「若竹醤油」へも。

ひと通り、味わったあとは、「巨峰ワイン」へ。

熱々のピザでお腹を満たした後は、ひと通りワインを楽しむ。これ、最高だ。

お天気がよく、田主丸の田園風景とともに楽しんだ日本酒やワイン。やっぱり、その土地ごと楽しめる蔵開きは、最高である。蔵開きも終盤戦。引き続き、4月も蔵開きを楽しみたい。